8月初旬 北アルプス 燕岳登山 最終

8月初旬 北アルプス 燕岳登山 その2>からの続きです。

赤く染まった空が青空に変わっても、2人は一向に帰る様子がありません。
北は白馬方面、南は常念岳、東は安曇野市街地、西は槍ヶ岳、野口五郎岳。ガスがかかっておらず大パノラマ状態。
この貴重な体験を惜しむかのようにまったり過ごします。
なんていうか、恋人同士とか夫婦とか、ダチ仲間とか、この場所にいた者どうしで将来も思い出を共有出来るよう、心の奥深くに刻み込む、しまい込むために、ゆっくり時間をかけているようです。

そうこうしている内に燕山荘での最後の朝食時間が迫ってきました。宿泊人数にもよるのでしょうが、今朝は朝4時半から6時半までのあいだに計4回、自分の都合にあわせて食事をとる事ができました。僕等は最後の6時半に滑り込みます。
食事のメニューは夕食、朝食ともに他の山小屋とそれほど変わらないかな。自分が行った中では「尾瀬ヶ原の温泉小屋」が一番のお気に入り。

食事を済ませ、今度は表銀座縦走の時にまた来るぞと心に決め下山開始。
7時20分燕山荘出発し、10時30分、登山口に到着しました。
本来もっと早く下山出来たはずですが、登りも下りも同じ道はどこも一緒ですが、他の山と比べて日曜日だというのに登ってくる人も半端なく多い。下る為に足を動かしている時間より、登山者へ道を譲る為に待っている時間が長かったような気がします。さすがに9時過ぎると登ってくる人も減り、後半はそれまでの鬱憤を晴らすかのように早足となり、ほぼコースタイムと変わらない3時間弱で下山しました。

車に戻って重いザックをおろし、汗を流しに燕山荘で頂いた割引券をもって駐車場すぐ下の旅館 有明荘へいきます。正直期待していなかったのですが、なかなかの名湯ではないでしょうか。無色透明ですが、入ったとたんに肌がヌルッときて、疲れた身体が喜び爆発。内風呂、露天風呂どちらも熱くて、1時間の予定が30分で終了。このあと冷めたビールといきたいところですが、これから静岡まで運転なので、仕方なくノンアルコールビールをゴクゴクと。「オールフリー」アルコールなしというのに侮れない美味しさでした。

大変満足した山行でした。

登山口入口、標高差1,300メートルを4時間で登る

初日夕食後に向った燕岳頂上。ガスがかかって視界悪最悪

燕山荘の入口でパシリ、右手にはワインを

日の出の時間、燕岳の影が向こうの山肌に写る。一生懸命手を振りましたが分かりませんでした

僕の指先に止まっているのが槍ヶ岳です
壁に描いた絵の前で撮影したような違和感

高山植物の女王「コマクサ」燕山荘の回りで沢山見る事が出来ました

燕山荘下り口でなにやら人だかりが、3匹の子供をつれた雷鳥。写真はお母さん

8月初旬 北アルプス 燕岳登山 その2

8月初旬 北アルプス 燕岳登山 その1>からの続きです。

どうにか日の出前に燕岳山頂に到着しました。
太陽が顔を出しそうで出さない時間が10分ほど続きます。
夏山とはいえ、そこは北アルプス、インナー、ダウン、そしてウィンドブレーカーとそれなりに着込んでいないと肌寒いです。


朝焼け直前をバックに撮影すると、人物がシルエットとなって良い感じです。


頭上の雲がなければ、もっと朝日が綺麗だろうにと思っていたのが、予期せぬ展開に。
朝日が雲を赤く焼き、なんとも言えない黄金の天上となり、日の出を更に神々しいものに演出します。




登山でなんどかみた事がありますが、このような素晴らしい日の出を見たのは、始めてかも。


日の出が終わり、暫くした燕岳山頂


後ろに落ちればただでは済みません。J子が決して立つことの出来ない場所


お言葉に甘えて、ツーショット


左側にわずかに見える燕山荘、そして右側槍ヶ岳へと続く表銀座が一望出来ました。

8月初旬 北アルプス 燕岳登山 その1

数年前から夫婦で希望していた燕岳へやっと行ってきた。
今年7月に入って2度計画するも、天気がすぐれず断念。
今回3度目の計画も台風12号接近でネットの山情報も二転三転する始末。
業を煮やして現地登山入口で一泊し、当日朝の天気次第で判断しようと金曜日夜自宅出発します。
不安的中で山梨を通過する時は雷ピカピカの豪雨の中、中央道をひた走る。
いつ引き返そうかとタイミングを見ながら長野県に入ると、雨も止み、道路も乾いている。
中房温泉無料駐車場に深夜11時20分到着。第2駐車場に唯一空き1つありそこで車中泊。
ちなみに僕らが到着して1時間後の12時30分に到着した方は、既に第1、第2、第3駐車場も一杯で路上駐車したそうです。

朝4時起床。辺りは暗く、天気がわからない状態でしたが、食事をとりゴソゴソと着替える。5時頃あたりから明るくなり、空を見上げると真っ青な青空が広がっています。絶好の登山日和でした。

6時40分、登山開始
11時20分、燕山荘着
平均コースタイム4時間10分のところを4時間40分で登る。
まあ、あれだけ休憩すれば仕方のないことでしょう。
合戦小屋ではスイカ1個で足りず、2個目も欲しいと真剣に考えていた相方でした。
ちなみに今の自宅で血中酸素濃度97、燕山荘では88でした。
到着してまずは生ビール!!
最近はミニ四駆仲間に影響受け、ワインも少々

この為に登山していると言っても過言ではありません。
自分達の為にメモしておくと、朝一で出発して昼頃に到着しそうな時は、その日の内に消化しなければならないおにぎりを含めた生元は担ぎ上げず、おつまみ類を沢山持ち込みましょう。そのほうが更に美味しくビールがすすみます。
午後からは自室で仮眠をとり、燕山荘の回りを散策するなどまったりと時間を過ごします。槍ヶ岳へと続く表銀座を少し歩くも、天気が怪しくなり引き返した直後に、バケツをひっくり返したような夕立となります。帰るのがあと数分遅れておればびしょ濡れでした。

4時半から夕食。終わった頃にオーナーの話があり、さすが山小屋、お天気の話もありました。僕が自宅出発直前に天気を確認した時は、今日はガスって展望は良くないものの。明日午前中は日の出も期待できる好天のはずでしたが、オーナー情報では台風接近のせいか明日は今日よりも天気が悪くなるらしいとの事。燕山荘から燕岳頂上まで30分。明日登る予定を急遽ヘッドライト持参で頂上往復。ガスっており、時々視界が開けるも、どこの山も雲を被っており、想像通りの展望でした。

左上ピークが燕岳頂上、右上にチラッと見えるのが燕山荘。初日はガスがほぼかかった天気でした
翌朝、朝3時に暑くて目が醒める。半袖シャツ、これ以上脱ぐ物もないので、気を取り直して起床。外に出てみると安曇野市の夜景が美しくまばたく。頭上は雲が覆い尽くしているが、太陽が昇る東方面は雲の切れ間が広がり星が1つ輝いています。もしかして日の出が拝めるかもと部屋に戻り、まぶたを超重そうにしている相方を無理やり誘って2度目の燕岳山頂へ。山荘を出て10分もすると東の空が赤く染まり出します。日の出まであと30分あるというのに、気持ちが急いで早足に。相方は頂上手前で、ここでも充分では?と昨日の疲れがかなり残っているらしく足がなかなか進まない。それを半ば強引に引っ張って行く。
頂上に着くと、そこには絶景が待っていました。


東南に見える富士山、そして左に見える山並みが八ヶ岳

その2へつづきます