北アルプス 西穂高岳 独標

紅葉の時期と合わせて西穂高岳手前の西穂独標へ行ってきました。

西穂山荘訪問以来ですので、実に9年ぶり2度目の訪問です。

前夜に西穂高ロープウェイに到着し、第2ロープウェイ乗り場の鍋平高原駐車場が深夜で空いておらず、事前に情報収集していた少し離れた無料の鍋平駐車場に入る。いつもは賑わっているという情報だったので空いているか心配でしたが、逆に一台も止まっていなかった。
トイレも一時悪質な利用者で使用できなくなった情報もありましたが、僕等が行った時は清潔に保たれ水洗でもあり気持ちよく利用できました。

今回の車中泊は寝床を工夫し2人安眠する事が出来たが、深夜車の屋根をたたく大粒の雨で何度か目が醒める。天気予報では明日は晴れるはずですが、今回は無理かな?と少し諦め気分になる。
翌朝は6時起床。外は昨夜の雨も上がり、東の空はうっすら青空が覗き始めていた。好天に期待が膨らむ。
軽く朝食とトイレを済ませ、駐車場を出発。7時43分、第2ロープウェイ乗り場につくと幾人かの登山者と思われる方が既におり、到着と同時に窓口が開いたので早即切符を買い求める。白馬のロープウェイはリュック15K以上から有料だったので、チケット購入時リュックの重さは無条件にオーバーしていませんと答えたが、ここは8キロを過ぎると有料となるとの事で恥をかく。カメラを含めるとリュックの重さは13キロであった、いいかげん体重も減らさなければと毎度の事ながら自戒する。逆に申告もしていないのに駐車場利用代500円を摂られる。「お宅の有料駐車場は利用していませんよ」「では何処に止めましたか?」と少し問答、危うく利用していない駐車場代をとられる処だった。

ロープウェイに乗り込む、朝一番というのにさすが紅葉シーズンという事で満杯状態。第2ロープウェイ乗り場周辺は緑、黄色、真っ赤と入り乱れまさに旬。中間を通り過ぎた頃から落ち葉が目立ち始め、ロープウェイの終点西穂高口はほぼ紅葉は終わっていた。

ここからまず西穂山荘へ向かう。
ダケカンバが生い茂る高山帯をしばし歩く、昨夜あれだけ降った雨はどことやら、登山道は濡れているが水はけが良いのか水たまりも少なく歩きやすい。


 汗がじんわりと額から噴き出した頃、思いの外早く屋根が見えてきた。間違いなく奥穂山荘だ。通常1時間半の行程を1時間で登った事になる。ちょっとビックリ、それほどハイペースで歩いたつもりはなかった。



奥穂山荘でまったりと時間を過ごす。9年前来たときは、登山の「登」にも興味がなかったので、山師匠から指を突き指して山名を教えて頂いた事があったが、右から左へ風のごとく通り抜けるだけであった。奥穂山荘もあの頃は別の人種が入るもので我が家には関係ない存在として中を覗くこともなかった。今回は二人で山小屋に入り、軽食を頼むことにする。昨年だったか丹沢のバカ尾根を登る途中、へばりかけた時に山小屋に立ち寄って頂いたインスタントおしるこの味が忘れられない。奥穂山荘でもおしるこを頂いた。美味しい、やっぱり山小屋で頂くおしるこは文句なく美味しい。食後も時間的に空いているのだろう、他に誰もいないのでゆっくり山小屋の中を見て回る。窓から差し込む光が優しく、ラジカセから聞こえる音楽が心地よい。僕は数えるほどしか山小屋を利用した事がないけれど、今までの中で一番、雰囲気あるように思えた。

10時20分、独標(「どっぴょう」doppyouと呼びます)へ向けて出発。いきなり大きな岩がゴロゴロしており、ロープウェイから西穂山荘までの道と明らかに違う厳しさが待ち受ける。ガレ場も多く、傾斜もきつく先ほどのようなペースで歩く事が出来ない。高度も上がってきたせいか、息もたえだえだ。まっ!北アルプスをなめてはいけないという、戒めか。



丸山と書いた表示を通り過ぎ、ここから更にきつい傾斜のガレ場を延々と歩きます。富士登山だと思えばさほど変わりはないけれど、ここで厳しい傾斜を登るとは思っていなかったせいか、精神的にダメージが強く歩く時間が短く、休憩する時間が長くなっていく。

どうにか独標の目の前に辿り着く。気がつくと直ぐ後ろを歩いていた相方が離れて座っている。どうした?と聞くと、自分は高所恐怖症でお兄さんだけ行って来ていいよと曰う。まあ、独標に立つにはこれまで以上に厳しい岩肌を登らなければならないが、気をつけていけば決して登れない岩肌でもない。励まして、相方のすぐ真下を登るようにして無事二人して独標の上に立つ。山肌を凄い勢いで駆け上がっていく風が強い。風に吹かれて雲が下から上へと駆け上がって来る。雲が消え晴れ渡ったかと思えば、雨が降りそうな厚い雲に覆われてしまったりと天気が目まぐるしい。ここで意地でも記念撮影をし、コーヒーを飲んだが、相方は一口、二口飲むのが精一杯のようだ。



それでも20分近くいたのではないだろうか。他の登山者と談笑をし、無事15時40分ロープウェイ西穂高口に着く。
登り始める時は気づかなかったが、西穂高口には展望台がある。ずっと以前から「あそこの景色は何処でみたのだろう」と思う景色があり場所を思い出すことが出来なかった。そうか、ここで見た景色だったのかと、凄い感傷に襲われてしまう。ロープウェイ最終便も迫り残り少なかったが、相方が「行ってみよう」と言ってくれて久しぶりに思い出の場所に立つことが出来た。


その後、おきまりの露天風呂にのんびりと入り、今年最後の北アルプス、紅葉、温泉を満喫できた最高の1日でした。

自宅から往復距離475Km
片道、所要時間3時間半といったところです。


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