2011年 富士登山 その3

03:40 富士スバルライン5合目から頂上へ向けて出発です。
暗くて行く先が見えませんが、暫く平坦な道を歩くようです。
平坦かと思ったら今度は緩やかな下り道に変わります。
頂上へ登るつもりが下って行きます。
20分ほど歩いて
04:00 泉ヶ滝と書いた看板に着きました。
途中逸れる道はなかったはずですが、どうやら道を間違えたようです。
あわてて引き返し始めると前から単独の若い男性がやってきます。
僕等が引き返した理由を話すと、その方は駐車場の案内係りから聞いてこの道を歩いて来たと言われます。
やはり逸れる道はなかったとの事で、気を取り直してまた引き返した道を戻ります。
泉ヶ滝までまた戻ってきました。
看板をよく見ると、ここから登山道へ入っていく道がありました。
やっと登り道です。
富士宮口は森林限界点の上に駐車場がありますから歩き始めから回りに木がありませんが、吉田口は高度が100m低いせいでしょうか、樹林帯の中をしばし歩きます。
傾斜もきつくなく、気温は寒くもなく暑くもなく快適です。
北東の空が赤く染まってきました。御来光はもうすぐです。
04:28 6合目通過
気がつくと樹林帯も終わっています。
04:36 御来光です。
いそぐ登山ではありませんので、足を止めて記念写真です。
05:33 7合目日の出館 通過
ここらあたりから妻のペースが落ち始めます。
また7合目を過ぎたばかりで8合目はかなり先です。
06:05 鎌岩館 ここで家内が早くもトイレ休憩、というか体調が優れないようだ。
息苦しく感じているようで、症状を見る限り高山病の兆候です。
しかし、まだ8合目にも達していない。遙か先に見える頂上が更に遠くに見えてきました。
隠し持ってきた酸素を取り出し家内に渡す。普通一人1本らしいが念のため2本購入してきた。
忍耐の登山の始まりです。
今回の登山ではミッドウェアにセーターとフリースを持参した。当然ながらレインウェアも持ってきているので富士山で一晩過ごそうと思えば過ごせない事はない。家内は更にダウンも余分に持ってきているし、僕は簡易テントであるツェルトも背負ってきている。今回は必ず頂上までどんな事があっても登るんだと装備だけは準備してきた。8合目までなら山小屋に泊まる事も可能だし、とにかく高山病で簡単に引き返す事は家内も僕も考えていない。ただ、高山病も酷くなると生死に関わる事もあるので無理は禁物らしい。あくび、頭痛、眠気までの症状までは頑張るが嘔吐するような事態になれば迷わず下山しなくてはならない。
とにかく家内の体調と相談しながら、回りのペースに惑わされることなく、確実に一歩、着実な一歩を踏むことで頂上に立つことが目標です。
07:40 8合目太子館 3,100m
08:57 白雲荘
09:21 8合目-元祖室 3,250m




11:23 御来光館
高度が上がるにつれてペースがますます落ちてきます。
昼食は頂上で食べる予定でしたが、ここで摂ることにしました。
山専ボトルで持参したお湯で味噌汁を作り、おにぎりを食べます。
食後、ここまで頑張ってきた家内が眠りに入りました。
ここは8合5勺の3,500m。頂上までまだ220mの高度を登らなければなりません。
家内も眠ると頭痛が酷くなるのは分かっているはずですが、辛抱出来ないのでしょう。
これが吉と出るのか凶と出るのか分かりませんが、ここで1時間と長い休憩を取ります。
僕等は登山道から外れた山小屋の裏手にある広地で休憩しています。家内が眠っている間に山小屋の人がそうじに来られたので少し疑問に思っていた事を尋ねました。
吉田口ルートは上りと下りが別れているので登りやすいと聞いていたのですが、登りルートにも関わらず頻繁に下ってくる登山者がいるんですね。その度に道を譲り合ったりして、この状況は富士宮口と何等変わりません。そこを尋ねると、登山ルートだからといって下っていけない決まりはないそうです。それと、まだ7月始めもあり下りルートの頂上付近は雪渓が残っているかもしれないので、登山ルートを使って降りる人が多いかもという事でした。ただ、それも登りルートで登る人が今の時期のように少ない時であって、シーズン中、登山者でひしめき合って登るようになれば、下山したくともとても無理でしょうとの事でした。それと下山道といっても山小屋の人達が使うブルトーザ道を登山者に開放しているだけで、登山者だけの下りルートではないそうです。ブルトーザが優先ですから、そこら辺は充分承知して下さいとの事でした。
という事は、他の富士宮口でもブルトーザ道はありますから、ブルトーザ道を下山用に解放してくれれば、吉田口だけに限らず、どのルートも登りと下りルートが別々に出来る可能性は充分にあるという事ですね。
富士宮口も吉田口ほどではないにしろ、ブルトーザ道を解放して貰えれば随分登りが楽になるのにと思った次第です。
サンサンと降り注ぐ紫外線の暑さで目が醒めました。自分も早起きしてここまで来ましたので、ついウトウトしたようです。
この炎天下ずっと寝ているわけにもいきませんので、家内を起こします。
この1時間の休憩(睡眠)は凶と出ました。
更に家内の体調は悪化しました。心なしか、なんともなかった自分も頭痛がします。
今までの家内であれば、多分ここで引き返していたでしょう。
しかし、今日の家内はここから根性を見せます。
家内も高山病に再びなるかも?の予想はしてきていたでしょう。
その時どうするか?充分考えて覚悟して来ていたようです。
弱音は吐くものの、心の芯はずっと頂上を目指している事が感じとれました。
あとは自分がどれだけサポートしてあげられるかだけです。
家内のリュックも含め全部僕が背負い、家内が休憩している時はジッとこちらも待ちます。
気を紛らせるような気の利いた話を僕は出来ませんので、ひたすら無言で待ちます。
時々、1日かけても頂上で一夜明かす事になっても良いから、焦らずゆっくり登ろうと声をかけた事くらいでしょうか。

12:30 9合目鳥居












13:37 登頂 3,720m
無事、家内と二人で富士山頂上へ登る事が出来ました。
ヤッター!!

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