貴方が普通車の先頭です

仕事で週に2,3度沼津に通っている。
今日も朝一番で親会社の事務所に顔を出して富士へ帰っていたところ、中里あたりで渋滞にハマッた。
高速道路でなく一般のバイパスなので渋滞といっても少しずつ車は進むはずだが、今回は10分経ってもタイヤがまったく動かない。この先、大きな事故が起きたなと思い午前中は仕事が出来ないと腹をくくって気長に待つことにした。30分経った、それでも動かない。40分経った、まだ動く気配がない。そろそろ痺れをきらしてきた頃、前方に停めていただろうトラックの運転手が僕に声をかけてきた。なんだろうと窓を開けると『普通乗用車では貴方が先頭車両ですよ』と言われる。
車を降りてトラックの間から前方を見ると50m先の交差点で大型トラックが斜めになって片側2車線のバイパスを封鎖していた。僕の車から事故現場まで言われるように乗用車がいない。聞くと事故で封鎖しているトラックと分離帯との間に乗用車が通り抜けられる僅かな隙間が空いているそうだ。僕より先の乗用車はその隙間を縫って事故発生から数分後で抜け出して行ったそうだ。僕の後ろには乗用車が続いている。事故現場から僕の車までの間に数十台のトラックが乗用車を塞いでいる。これらのトラックが左右によけてくれると、2車線の中央に乗用車が通れるだけのスペースが出来る。前方のトラック運転手にお願いしたらどうか?と提案してくれているのだ。
後方の乗用車にとめていた女性運転手もこの話を聞いていたのか、生理的に困っているとお願いしてきた。じゃあ、皆で手配してお願いしてみようという事になる。僕は事故検証していた警察官をつかまえ、事故現場50m後方で先ほどの相談が進んでいることを話し、OKであるのかを確認した。30代と思われる男性警察官はそうゆう事であれば、ぜひお願いしますと逆に感謝してくる。自分の車に戻る頃には皆が声をかけあい2トントラックでも通行出来るような道幅が事故現場まで続いていた。僕は左右に避けてくれたトラックの運転手に感謝しながら事故現場を後にする。後でニュースで確認するとあれから10数分後にレッカー車が到着し、無事協力してくれたトラックも通り抜ける事が出来たようだ。
今日は機転のきいた、先頭にたって皆を誘導してくれた運転手に感謝と気持ちよさを覚えた。
戦時中、あのような大佐の下であれば命をかけるかもしれないと、あり得ないことであるがフッ!と頭をよぎる。

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